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春の岬 [徘徊/旅行]

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 イカナゴ漁が解禁になりました。ここ数年は不漁続きですが、今年はどうなんでしょう。瀬戸内海の春の食べ物です。食べごろな大きさなのはいっときなので、時期には、毎日のように食べました。茹でてすぐのものか、茹でて数日、干したものがほとんどでした。


 むしろに展げて乾している中には、小さなタコも混じっていました。半乾きの物を手のひらに取って、おやつとしても食べました。釘煮という食べ方は大人になるまで知りませんでした。


 先日、紀淡海峡の見える岬に行ってみましたが、海は霞で、前の島々はぼやけていました。友ヶ島へは渡ったことはありませんが、廃墟となった要塞があるそうです。


  春の岬 旅のをわりの鷗どり

  浮きつつ遠くなりにけるかも


 昭和二年、二十七歳の春、三好達治は当時伊豆湯ヶ島に転地療養中の梶井基次郎を見舞って、そのあと下田から船で沼津へ渡ったらしく、その船中での感興だそうです(安東次男『花づとめ』中公文庫)。「鷗どり」は湯ヶ島に残してきた梶井の映像で・・・「春の岬」は叙景歌ではない、と安東次男は記しています。



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