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川を渡る [読書]

 東海道といえば箱根の関所とか大井川の川渡しが思い浮かびます。箱根には何度か行って、関所跡も見学したことがありますが、大井川はいつも、知らない間に新幹線で通り過ぎるだけです。


 川渡しといっても、大の大人を肩車して流水に腹まで浸かって大河を横切るのは、大変な労力だっただろうと思います。


 池内紀『東海道ふたり旅 道の文化史』(春秋社)は宿場跡を訪ね、歌川広重の五十三次シリーズを参照し、江戸時代の旅のようすを教えてくれます。


 駿州島田宿の西方に大井川の越場があり、幕末には川越人足が 650名いたそうです。日によって川の深さと川幅が変わるので渡し料も変化し、水量が帯下で 52文だそうです。今の 600円位でしょうか。肩車ではなく連台に乗ると、人足 が4人になり、値段は 6倍になるそうです。

 

 川越人足になるためには十二、三歳から修行に入り十五歳で見習い、厳しい審査のすえに採用され、五十歳で定年だそうです。


 明治になって架橋されるまで、大井川は江戸の防衛のため、橋も渡船も許されなかったそうですが、現実には南アルプスからの豊富な水流のため、橋を架けても、維持できなかったようです。明治 12年にできた蓬莱橋(897.4m)は木橋としては世界最長だそうです。いつかゆっくりと大井川を眺めてみたいものです。





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