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ピヨの鳴くころ [読書]

 ことしはよく台風が来ます。今も 22号が潮岬の南方海上を北東に進んでいます。窓の外は昼から雨風が続いています。たしか明日、箱根で同窓会をやるという案内がきていましたが、一日違いで良かった。幹事さんはヤキモキしていることでしょう。


 何年かまえの別の同窓会も台風の翌日だった記憶があります。また以前、長兄が尾道で同窓会があるので、帰りに当地に寄ってくれるというので待っていましたが、音沙汰がなく、問いあわせてみると、同窓会が台風で中止になっていました。同窓会は台風の季節に多いのでしょうか ?


 金田一春彦『ことばの歳時記』(新潮文庫)というのは、こどもの頃に読んだ憶えがあって、たまたま書店の文庫棚で北杜夫の隣りに並んでいたので、なつかしくなり買ってきました。ペラペラ眺めてみても、ほとんどは憶えていないので、違ったかな ? と思いましたが、何カ所か記憶にあるところもありました。


 10月30日の欄にこんなことが書いてありました。 いまごろの時期、ヒヨドリがピーヨ、ピーヨと鳴いていますが、奈良朝以前はその鳴き声からピヨと呼ばれていたそうです。それがいつの間にか、pi ➙ fi ➙ hi とかわったそうです。


 沖縄の一部にはそういう古い発音が今でも残っていて、「光」をピカリというそうです。ピカッと光るようすがピタリなのには驚きます。

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台風のありどころ [読書]

 一昨日の夜は暴風雨で、低気圧のせいか耳鳴りがして眠りが浅くなりました。台風は今年三回目で、紀伊半島では崖崩れや川の氾濫がありました。肌寒い季節なのに、海水温が高いというのが実感できません。


 以前、11月上旬に鹿児島から南西諸島へ船で行ったとき、往復とも東シナ海で台風にであいました。椅子ごと部屋の隅までとばされたり、灰皿が飛んできたり、エレベーターで落ちるような感覚を味わったりしました。こんな時期に台風があるんだ・・・と不思議な感じでした。


 むかしは台風といえば、雨戸を釘で打ちつけたり、植木をロープで固定したり、前日の準備が大変でした。伊勢湾台風とか第2室戸台風とか、今よりなにか、まがまがしい表情を感じました。よく停電や断水もしました。


 台風の翌日は、晴天が多かった気がしますが、最近はなぜか、台風一過と青空を見上げる機会が少ないように思います。また、春と秋が短くなりつつあるように感じます。


 このあいだから読んでいる 松岡正剛『擬 MODOKI 「世」あるいは別様の可能性』(春秋社)がそろそろ読み上がります。 「凧(いかのぼり) きのふの空のありどころ」 という蕪村の句をめぐる、ながいながい読書遍歴譚ともいえ、自伝もどき とも思える一冊です。よく分からない話に、ときおりなるほどと腑に落ちるところもある不思議な本です。


 2000年に開始した著者の「千夜千冊」のサイト(http://1000ya.isis.ne.jp/top/)は1640夜を突破したそうです。いろんな本を取り上げ、解読しています。膨大な量なので、目次を眺め、おもしろそうなのを二、三、拾い読みすることがあります。

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柳川のウナギ [徘徊/旅行]

 福岡で集会があったので、足をのばして柳川まで行ってみました。天神から大牟田ゆきの西鉄に乗って 50 分くらいです。有明海に面しているようです。


 柳川駅の近くに、川舟の乗場があって、掘割りというか水路というかを、船頭が竹竿を操って 1時間ほど、ゆっくり流れてゆくと、旧市街に着きます。旧藩主の屋敷や北原白秋の生家があります。


IMG_1853.JPG


 白秋の実家は造り酒屋でしたが、火災で失われたのを再現したようです。中庭にはザボンが実っていました。川本三郎に『白秋望景』(新書館)という評伝があります。


 こどもの頃、母方の祖父は柳川が祖先の地だと言っていました。幕末に長崎へ行って、通詞になり、その後、神戸にやって来たそうです。今は柳川に付き合っている縁者はありませんが。


 昼には鰻のせいろ蒸しを食べました。タレを混ぜこんで蒸した鰻重といった感じです。掘割りにもウナギはいるようですが、出てくるのは他所のものだそうです。有明海が近いので、ムツゴロウとかワラスボ、クツゾコといった変わった魚の料理もあります。町をめぐる水路は有明海へ続いているそうです。



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秋の花火 [雑感]

 先週末は従兄弟夫婦がやって来て、久しぶりに飯を食べながら、近況を報告しあいました。もうすぐ二人目の孫ができるとか、血圧が高くなったとか、目の手術をしたとか、どこそこへ行って来たとか、親戚内のできごととか、共通の知人の噂話とか・・・来年の親の法事にあわせて、いとこ会をしようということでした。 


 こどもの頃は、毎日のように会っていた、いとこ達も仕事や結婚で、地元を離れると、何十年も会わなくなります。次に出会うのは、それぞれの親の仏事です。そして何人かのいとこが他界しています。


 いとこ達が集まって遊んでいた時代は、ほんの十年ほどですが、そのころは永い時間でした。日が暮れて、遊び疲れて家に帰っても、また翌日も同じような日々が、ずっと続く。 両親や、祖父母やおじさん、おばさんたちが元気で、生きていた時代は回復しようもありません。


 ちょうど週末は、当地の花火大会があったので、湾をへだてて秋空に上がる花火を久しぶりに共に楽しみました。


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秋の夜長に [音楽]

 音楽でどんな曲がなじみ深いかと思い浮かべると、まずモーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364 」がでてきます。実演に接する機会がないので、CD で聴くだけですが、ヴァイオリンとヴィオラの掛け合いが楽しめます。




 先日聴いたのはオイストラフ親子の共演盤です。息子がヴァイオリンをひき、父親がヴィオラでした。いろんな人の組み合わせがあり、見かけるとつい買ってしまいます。


 イリーナ・メジューエワ『ピアノの名曲 聴きどころ弾きどころ』(講談社現代新書)は現役のピアニストがバッハからラヴェルまで、代表的な曲について、演奏上の苦心、解釈をこと細かく明朗に語っています。難しいところもありますが、そうなのか・・・と納得させられる話しがたくさんあります。たとえば、シューマンの「クライスレリアーナ」という曲集はピアニストにとっては、魅力があって弾きたくなるのですが、聴衆には余り興味がないかもしれない、というような打ち明け話しなど、そうかもしれないと腑に落ちます。


 秋の夜長を、いろんなものを取り出して、眺めたりして、寝そびれるのは五十年来の悪癖です。



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