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時代のシッポ [雑感]

 今日は高速道路のサービスエリアは大混雑でしたが、町中は異様に車が少なく、スイスイ走れました。渋滞を恐れて家にいた人が多かったのでしょうか。10連休、ジューレンキュウと騒ぎたてるものだから、おっかなびっくり、引きこもっているのでしょうか。いつもの日曜日の半分以下の通行量のようです。


 明日は仕事なので、どんな具合になるのか、どっと人が来るのか、閑散とした状態なのか、予測ができません。混乱のないようにしたいものです。そういえば明日は「昭和の日」だったはずです。


 40歳まで昭和を過ごしたので、大人になっていく記憶が経済成長や人口増加に重なっています。そんなものだと思っていましたが、バブル崩壊以後、いつまでたっても元に戻らず、ついに人口が減少しはじめ、どんどん空き家が増え、小学校は廃校になっていきます。「何か変だなぁ」と思ってしまいます。やっぱり人は生まれ育った環境に影響された思考の癖が身についてしまっているのでしょう。


 毎日新聞の「今週の本棚」欄に養老孟司が、橋本治『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』(朝日新書)をとり上げ、感嘆するように「ああ、団塊だなあ、としみじみ思う。」と書いています。何か考え方の様式に時代性が感じとられるのでしょう。「著者のように、平易に広く自己の思想を語れる人材は少ない。・・・橋本治は団塊の世代を代表する作家、思想家だった・・・」と評しています。


 そうなんだろうか。橋本治は殆ど読んだことがありませんが、「とめてくれるなおっかさん」で代表されるのは、少し身にそぐわない気もします。この本、本屋で見つけたら眺めてみようかと思います。

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平成の壁と崩壊 [雑感]

 1世代30年と言われますが、平成はちょうどそんな長さです。平成が始まった頃の、わたしの年齢に、今はこども達がなっています。そして、その頃のこども達の年齢に孫達が達しています。


 新年度を迎え、この平成という30年がどんな年月であったのかと、振り返ってみる気分になります。


 平成元年(1989)はベルリンの壁崩壊が印象に残っています。テレビの「ニュース ステーション」で生々しい映像が流れていました。米ソ冷戦時代に育ったので、共産圏が瓦解するとは思いもよらないことでした。


 『歴史とは何か』(岩波新書)で E.H.カーは「ボリシェヴィキはフランス革命がナポレオンのような人物で終わってしまったことを知っていましたため、自分たちの革命が同じような結末を告げるのではないかと恐れておりました。ですから、彼らは、トロツキーという、自分たちの間でも最も多くナポレオンに似た人物を警戒し、スターリンという、最も少なくナポレオンに似た人物を信用していたのでした。」と語っていました。苦笑します。


 壁の次は、バブルの崩壊。そして1995年の阪神淡路大震災、ビルが倒れ、高速道路がひっくり返りました。母の実家は全壊し、知った人が何人かなくなりました。


 2001年、「自民党をぶっ壊す」という小泉内閣となり、壁のないグローバリゼーションの進展。そして 9.11の高層ビルが崩壊する凄まじいリアル・タイムの映像。21世紀という未知な時代の扉が開いた感じでした。その後も際限のないテロが続いています。2003年には養老孟司『バカの壁』(新潮新書)というのもありました。


 2011年の東日本大震災の大津波や爆発する原子力発電所の実況中継。不気味で終末を見るような異様な風景が液晶画面にくっきりと写されました。その後も各地で地震や洪水が頻発しています。


 この間、高齢化社会となり、認知症が身近になり、人口減少が進み、地方では小学校がどんどん廃校になり、商店街がシャッター通りになっています。


 2017年には「壁をつくる」というトランプ大統領が就任しました。平成の壁を壊す流れに逆行していますが、巨大津波の前の防波堤のようなものなのでしょうか。


 こうして振り返ってみると、平成という時代が平坦な道のりではなかったことが思い出されます。なんとか生き延びてきましたが、70歳という思いも掛けない歳になってしまった自分に驚きます。これからどんなふうに生きていくか、思案します。


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春が来た [雑感]

 通勤の道を、今日は山越えのルートに変えてみました。車窓に梅畑の花が眺められます。昨日からめっきり暖かくなって、光があふれています。去年は開花が遅く、梅祭りができなかったように憶えています。


 車のドアを開けた途端に、クシャミが出ます。花粉が飛び始めているようです。年齢と伴にアレルギー症状が明瞭になっています。


 プロ野球のキャンプ便りが新聞に載るようになりましたが、今日はオリックスの宗佑磨君が取り上げられていました。1番、センターへの定着を目指して、頑張っているようです。ケガのないように、無事に開幕を迎えて欲しいものです。


  春風やまりを投げたき草の原 

  久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも


 明治時代に正岡子規はこんな句歌を作っています。その後の日本での野球というスポーツの隆盛は驚くばかりでしょう。ヘボから天才まで、自分でも楽しめ、観戦してもおもしろいゲームです。福本豊やイチローのように、オリックスの中堅が花開いてほしいものです。

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平成の歳末 [雑感]

 「冷たい」の語源は「ツメが痛い」だそうですが、朝、仕事を始める前に、手を温めなければならない時節になりました。指をしもやけで腫らした人に、どんな仕事か聞いてみると、早朝、鶏卵を素手で集めているとのことでした。細心の注意が必要な時は、やはり素手がやり易いのでしょう。


 橋が表裏両面から冷えて凍るように、耳もよく凍傷になります。それでも、小学生の頃を思い出すと、しもやけになりやすい人とそうでもない人がいるようです。最近はアカギレというのはあまり見かけません。こどものころ、よく踵が切れて黒い膏薬を火で温めて貼ったものです。


 今年もあと少しになりましたが、いろいろ、解決しなければならない事柄が、誰にもあるようで、歳末のせわしなさにせき立てられます。まだ、来年のことを考える余裕はありません。


 気になっていた片山杜秀の本が2冊、本屋の新書棚に並んでいました。そのうちの『平成精神史』(幻冬舎新書)というのを買ってきました。「平成」はわたしの40から70歳という仕事に熱中した時代と重なります。どんな区切りだったのか、正月休みにでも振り返ってみようかと思います。


  行く年や猫うづくまる膝の上 (漱石)




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何か変だぞ [雑感]

 70歳になってしまったというのは、何か身にそぐわない服を着たような、居心地のわるい気分です。鏡を見れば確かに、そこに、よくみる 70歳のヒトの顔があります。


 さてさて、こんなになるまで生きてきたもんだと、あきれた気持ちにもなり、また、自分ではそんなに変わったとも思わないのに、肉体はちゃんと年相応になっている。身にそぐわないのは、気持ちの方なのか。


 両親とも 70歳で鬼籍に入ったので、こんな歳になってしまったと感慨に耽ります。親もこんな身にそぐわない気分のまま、暮らしていたのかと、今になって想像します。何か変だぞ。


 恐る恐る足を前に出す。サイズの合わない靴でも履いたように。これからは未体験ゾーンに入り込むような、ちょっとした恐怖と、どうにでもなれという心づもりで、やはり動きは少しぎこちなくなります。


 70年は長いようでもあり、ただ、多くのことを忘れてしまったので、記憶の総量は、そんなに大量でもなさそうで、頭は軽いままです。身にそぐわない服を着て、今日の晩飯を食べ、訳のわからない夢にうなされたりしながら、70歳はやっぱり、何か変だぞとつぶやいてみる。


タグ:70歳
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いとこというおかしみ [雑感]

 先日、母方の「いとこ会」があって出かけてきました。母方の祖父(明治23年生)には 6人の子供がいて、成人した孫が 19人あり、うち 16名が存命で、今回は 14人が出席しました。80歳から 52歳にわたり、男女各 7名ずつでした。


 子供の頃には、いつも一緒に遊んでいた人がほとんどですが、仕事についたり、結婚したりして、遠くで暮らすようになったり、多忙にまぎれて会う機会が減り、何十年ぶりという人もありました。


 各人が近況を報告し合いましたが、次の世代はさらに各地に散らばっていて、3人が海外で暮らして居るようです。孫の代まで聞いていると、もう誰の話だったのかも思い出せないくらいです。あの、「隣村で風邪が流行っていると聞くと、もう寝ていた」用心深い祖父から、これだけの人たちに増えたのかと感慨深いものがありました。


 いとこ達はそれぞれ年を重ね、それぞれの親の風貌を思い出させる容貌になっています。あの祖父から同じだけの遺伝子を引き継いでいる人間たちが一堂に会して居るのかと思うと、何かおかしみもありました。

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集中と分散 [雑感]

 9月4日に台風21号が来襲して、7日に所用で東京へ出かけました。最寄りのJR駅や交通信号はまだ停電していました。8日に千葉にいる長男一家と昼食を共にすることにしていましたが、長男は5日から札幌に出張しており、ホテルで地震にあい、停電の中、水とチョコレートで二晩を過ごしたそうです。


 丸の内の丸善で本棚を眺めていると、探していた本がすぐに見つかります。やっぱり実物を手にとって、拾い読みすると内容が値ぶみできます。ネットでは味わえない楽しみです。


 駅のホームに立っていると、すぐに目的の電車がきます。待つのに慣れている身には不思議な気がします。人口の1割が集まって、資源の多くを消費しています。


 北海道の停電のように、一極集中のシステムではブラック・アウトの危険性があります。こんなに災害が頻発するようなら、分散して暮らせるような方策を立てる必要があります。


 帰宅すると、駅の停電はなおっていましたが、まだ、山間の町では停電が続いているようです。


  紀の国に闇大きかり鉦叩 (森 澄雄)

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台風の風景 [雑感]

 モーレツな風が 4時間ほど吹いて、通り過ぎました。昨日の台風21号は 2週間ほど前の20号と同じような径路でした。室戸岬と潮岬のあいだを北上しました。


 57年前の第二室戸台風と比較されていましたが、当時、中学生だったわたしは、父親と屋根瓦が紙のように飛んでいくのを眺めていた記憶があります。前日から戸を釘で打ちつけたり、庭木を縄で固定したり、台風への備えを手伝っていました。


 昔のガラス戸に比べると、アルミ・サッシの頑丈さ、気密性の高さは優秀です。風速50 mでもガタつきません。建材の進歩が往時とは台風の風景を変えています。それにしても災害の多さには辟易します。政治の基本は昔から、治水だったはずです。もう一度、原点にたちもどって欲しいものです。


  みづすまし遊ばせ秋の水へこむ (西東三鬼)


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ユニフォームは永久に [雑感]

 野球というのは、投手がストライクを 3球投げれば勝ちで、打者はそうされまいと、バットでストライクになりそうな球を弾き返して防御する、というゲームだと何かで読んだ記憶があります。投手は攻撃側で打者は防御側だそうです。


 投手対打者の戦いが主なので、フィールドの 7人は手持ちぶさたに見えます。あまり仕事がないので、三塁手・長嶋などは他人のところに来た球まで捕りに行きます。イチローは手品のような捕球をして目立とうとします。


 大谷翔平は投手と打者の両方で主役になろうとしています。究極の野球人です。しかし、草野球ではピッチャーで 4番は普通です。大リーグを草野球にするようなものです。 昔、国鉄スワローズではエース・金田正一投手が代打で出て来ていました。


 先日、物置を整理していた家内が、「野球のユニフォームが二つ出てきたけど、捨ててもいい?」と聞いて来ました。若いころ、職場が変わるたびに、職場の野球チームに所属しました。小学生の時から数えると、四種類のユニフォームを着てきました。


 小学5年生の時は投手で、6年生の送別試合で痛烈なセンター・オーヴァーを打たれました。その後は一塁手がほとんどでした。ユニフォームにはそれぞれに思い出があります。


 「まぁ、ユニフォームは置いといてよ」と返事しました。読みもしない本と同じように、荷物が少しも減りません・・・。ヤッカイですが、そんな物に囲まれて生きているのがすきなのでしょう。

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夏の背中 [雑感]

 台風20号が近くを通り過ぎて、今日は青空と積乱雲がまばゆいです。眼内レンズのためか、青と白がくっきりと見えます。


  夏と秋とゆきかふ空のかよひぢは

      かたへすずしき風やふくらむ (凡河内躬恒)


 モニターや本を見るには手元用メガネ、裸眼では手の届く範囲のもの、道を歩くには遠用メガネという生活が始まりました。まだ、視力が安定するには数ヶ月かかるそうです。


 猛暑と豪雨が続いた今年の夏も、入院したりしているうちに終わりが近いようです。子供のころ、お盆が過ぎると海水浴場も人がまばらになって、なにか背中がヒリッとするような気持ちになったものです。どんなふうに秋を過ごそうか・・・と思案します。


  夕焼も海の匂も消えしとき (久保田万太郎)

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